遺品整理と生前整理　横浜市　有酸素運動のメリット

遺品整理

こんにちは。べんり屋まごころです。

先日お伺いしたのは、横浜市の4LDK戸建ての”遺品整理”と”生前整理”でした。
ご依頼頂いたのは、その戸建てにお一人暮らしをされている84歳の女性からでした。

何でも、1年前に60代の息子様を亡くされ、その息子様の”遺品整理”と、ご自分の”生前整理”をなさりたいとのことでした。

高齢のうえ、息子様に先立たれてしまったという状況に、スタッフも神妙な面持ちでお伺いしたのですが、その予想を反し、その年齢とは思えないほど若々しくお元気な方でした。

到着するなりスタッフを元気よく迎えてくださり、
「今日は雨の中ご苦労様です。お見積り時にお話しした通り、本日は息子の遺品整理と、私の遺品整理じゃなくて（笑）、生前整理をお願いしますね！」
と明るくお声がけして頂きました。

スタッフが作業に取り掛かると、ご依頼人様も一緒になって分別作業をしてくださいました。
その尋常ではない動きの早さにスタッフが驚き、
「すごくお元気でいらっしゃいますね。何かスポーツでもされているんですか？」
とお伺いしたところ、
若いころからスポーツが大好きで、50代になってからマラソンを始められ、今も毎日最低4キロは近所の河原を走っていらっしゃるとのことでした。

「周りの同年代のお友達は、ほとんど認知症になったり、施設に入ったり、亡くなったりで、息子まで先に逝っちゃったのに、私はマラソンのお蔭か身体がすごく健康なんですよ。今でも風邪一つひかないんですよ。」
とおっしゃっておりました。

お話によりますと、息子様は亡くなられる2年ほど前から認知症を患われており、最後の1年は病院に入られていたそうですが、持病の心臓病も悪化してしまいお亡くなりになられたそうです。
息子様がお亡くなりになるまで、高齢のご依頼人様が足しげく病院に通い、介護をお手伝いされていたそうです。

確かに、ご依頼人様がおっしゃる通り、近年の研究でも、運動や仕事で体をよく動かす人のほうが、何もしない人に比べ、心身ともに健康で、認知症になる可能性も断然低いという結果がでています。
いわゆる”有酸素運動”による血流改善が、脳だけでなく、臓器など、身体にとっていい影響を与えるという研究結果が続々と出てきているのです。

【最新科学でわかった脳細胞の増やし方/ジョンJ・レイティ署】

その一例として、
認知症、うつ病、動脈硬化、高血圧、肥満、糖尿病、心臓病、などなど、現代病と言える病気にも効果があることが実証されています。

なるほど。田舎に住んで畑や田んぼ仕事を日課としているお年寄りがお元気な訳がわかりますよね。

さて、今回の作業は、スタッフ5人、2ｔトラック5台、丸一日の作業となりました。

海外リユース買取品として
桐タンス、ブラウン管テレビ、本棚、カップボード、食器、扇風機などを買取させて頂きました。

大きな荷物がすべて運び出されると、ご自分の作業もひと段落したご依頼人様が、

「あらまあ、すっかりきれいになって、こんなにスペースもできたから、雨の日はここでトレーニングもできますね。
実は、この秋にマラソン大会に高齢の部で出場する予定でして、息子が病気になるまでは、毎年参加してたんですけど、ここ3年はでられなかったので、今年こそはマラソン大会に復帰して、まず完走するのを目的にしてるんですよ。
生前整理なんていってましたけど、本当のことをいいますとね、マラソンのためのトレーニングマシンを置くスペースが欲しかったんですよね。
既に購入して、来週くらいには届く予定なので、これだけの広さがあれば、寸法もばっちりだと思います。」

そうおっしゃると、子供のようなキラキラした目でにこっと笑っていらっしゃいました。

確かに、今までご依頼頂いた数々の遺品整理、生前整理を通じ見えてくるのも、先述した研究結果同様、高齢でもなお心身ともにお元気に一人暮しをされているのは、
”身体をよく動かされている女性のほうが圧倒的に多い”という事実です。

【世界の元気なおばあちゃん達一例】
左上：東銀座で60年間行商を続ける石山文子さん（83歳）
右上：6人の子供と15人の孫を育てながらインド全土狙撃大会で25回優勝のチャンドロ・ソマルさん（87歳）

左下：普段は高田馬場中華店勤務、パリ、ノルマンディーのクラブでも回す　DJ SUMIROCKこと岩室　純子さん　(82歳）
右下：「寝たきりになっても取り続けたい」自撮りクイーン西本喜美子さん（89歳）

今回のご依頼人様も、上記の元気な女性達同様、明るく元気な素敵な女性でした。
秋のマラソン大会で無事完走されることをスタッフ一同お祈りしております。