生前整理　横浜市　The Great Reset

遺品整理

こんにちは。べんり屋まごころです。
さて、先日お伺いしたのは、横浜市にある2LDKマンションの”生前整理”でした。

ご依頼頂いたのは、20代と30代のご姉妹で、別居されているお父様のご自宅の”生前整理”を希望されておりました。

お話によりますと、お父様は数年前にお母様と離婚され、その後、ご家族と離れ、お一人でそのマンションに住まわれていたそうですが、数年ぶりにお嬢様がお部屋を訪ねた際に、いわゆる”ゴミ屋敷”と化していたそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　
「父は一緒に住んでいたころは、本当にきれい好きで、母の掃除では満足できず、休みになると家の隅々まで異常なくらい掃除をしていました。
だから、この汚い部屋を見たときは、すごくショックで、”嘘でしょ”って姉妹共々信じられなかったんですよね。
母に言うと心配するから、私と姉とでお金を出し合って、まごころさんにお願いした次第なんですよ。」

「最初、父に話をしたら、”余計なことはしなくていい”といって、しばらく音信不通になっちゃったんですけど、根気強く説得をしてたら、
”生前整理”という名目ならいい。って訳のわからない納得をしたんで、まあ、名目は何であれ、自分で納得してこの汚い部屋を何とかしようって思ったらしいから、”今がチャンス”と思いまして。
まあ、了承してもらうまで、かれこれ、半年以上かかっちゃったんですけどね。」
と、苦笑いをしながら妹様が説明をしてくださいました。

作業当日は、お姉さまとお父様のお2人がお立合いをしてくださいました。
お部屋の中は、玄関からショッピングバックやら、ペットボトル、お弁当の空き箱などが散乱しており、寝室に至っては雑誌、本などの紙ごみが壁の半分以上散乱しており、その一角に布団がしかれておりました。
窓どころか、カーテンも年中締め切った状態で、お部屋中に湿気った”ゴミ屋敷”特有のあのカビ臭さと湿気が充満していました。

作業事前に、スタッフが捨ててはいけないものと、捨てていいものの基準をご本人にご指示をして頂くと、
「煙草を買いに行ってくる。」
と言い残され、外に出かけられました。

午後になり、分別されたほとんどのものを運びし、ようやく窓を開けたところ、ちょうどお父様が返ってこられ、
「ああ、窓が開いたんですね。」
と、嬉しそうに微笑まれていました。

その後、お父様も清掃を自らかってお手伝いしてくださり、スタッフも驚くような清掃さばきを披露してくださいました。
お伺いした時から、殆どお話にならなかったお父様が、
「私、本当はきれい好きだったんですよね（笑）お前が言うなってって感じですけどね。」
そうおっしゃると、水回りから寝室までをピカピカに磨き上げられていきました。

スタッフ4人、2ｔトラック3.5台、丸一日の作業となりました。

国外用リユース買取品として、
お母様から譲り受けた桐のタンス、テレビ、テレビ台、整理ダンス、クーラーなどをお買取り品として、料金から値引きをさせて頂きました。

作業も終了すると、お2人で玄関先までお見送りしてくださりました。
「本当に本日は、大変な作業をして頂いて、ありがとうございました。
これをきっかけに、私も以前のきれい好きな私に戻れるような気がします。」
そういうと、お嬢様が嬉しそうにお父様を眺めていらっしゃいました。

後日頂いたお父様からのお礼メールには、
「先日は、本当にありがとうございました。
お陰様で、今のところきれいな状態を保てています。
離婚をして、自暴自棄になってしまい、半ば人生を放棄していたと思います。
今回の娘達の申し出に、正直最初は乗り気ではなかったのですが、色々と考え、改めて放棄しかけていた自分の人生をもう一度やり直してみよう。という気持ちになり、ゴミ屋敷ではなく、生前整理として御社にお願いを致しました。
今では、自分で自炊をし、窓越しの桜を見ながら一人花見酒をするのが、最近の楽しみになりました。
本当に、ありがとう。」

心温まるメールに、私どもも嬉しく思いました。

べんり屋まごころでは、”ゴミ屋敷片付け”も”引っ越しのお片付け”、”遺品整理”同様、お客様のお荷物を大切に、”まごころ”のこもったサービスのみを提供させて頂きます。